4/17 1.至福の朝。

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うっすらとテントの外が白み始めた午前5時前には既に目を覚ましていました。
今回も無事に、朝を迎えられたなあ・・・ホッとした気持ちで、昨日の夕方から籠っていたテントの外に出ました。



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テントの目の前には、どこまでも続く緑の山々。
その風景の中で一夜を明かした今、心の底から美しいと感じます。
残していた水でコーヒーを淹れ、イスに腰を下ろして眼下の風景を眺めていました。
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セローのヘッドライトの向く先が、ちょうど日の出の方角でした。
これまでこうやって、何度野宿の朝を迎えてきたことだろう・・・。
そしてそんな場面ではいつも、この小さな相棒が心強く感じてなりません。
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ただ今朝は雲がかかっており、なかなかお日様が当たりません。
とりあえずはテントに戻って後片付けを始めよう。
といっても昨夜は自炊も焚き火もしなかったので、後片付けも寝袋とエアマットを畳むくらいであとは大したことはありません。
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そしてようやく、朝日がこの野営地を照らしてくれました。
長い長い不安な夜を乗り越えた末に浴びる朝日には、いつも感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
そしてそんな気持ちになれることこそ、こうした旅を続ける大きな理由のひとつです。
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後片付けはいったん中断して、再びイスに腰を下ろしました。
聞こえるのは眼下を流れる川の音と、そして時間と共に賑やかになってくるウグイスの美しい鳴き声のみでした。
自分にとってはそれだけでじゅうぶんで、他にはもう何の贅沢も必要ありませんでした。
昨日の夕方、テントを建てるときの不安がまるで夢だったかのように、今は満ち足りた穏やかな気持ちになっていました。
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裏手の高台によじ登りました。
カメラを持って登るのはちょっと危ないのですが・・・昔、山岳部で教わった三点支持を心掛けて(^_^;)
昨日の時点で気付いていたけれど、朝は逆光気味になるから、ここから撮るなら午後の方が良いのかも知れないなあ。
そんな風に自分のお気に入りの場所を見つけて、納得いく写真の撮り方を考えたり工夫するのもまた、楽しいものです。
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さて、写真もほどほどに切り上げて、出発の準備を再開しなきゃ。
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荷物をセローに積んで、最後にテントを乾かします。
昨夜は夜露もほとんどなかったので、すぐに乾かすことができました。
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テントを畳み、準備が全て終わる頃には澄み切った青空が広がっていました。
バイクで旅するとき、これ以上の心強い味方はありません。
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時刻は8時半、セローのエンジンを始動。
一夜の宿を借りたこの場所と風景に感謝の気持ちを捧げて、その場を立ち去ったのでした。
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by shibainu15 | 2011-04-25 23:51 | 11.4南紀の秘境探検15
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